今年一番泣いた映画です(筆者:tao)。
さて、年末年始、コタツに入ってAmazonプライムで何を見ようか迷っていませんか?もしあなたが『最近泣いてないな』と思うなら、この作品一択です!!
2025年4月25日に公開された映画『花まんま』は、2005年に第133回直木三十五賞を受賞した朱川 湊人(しゅかわ みなと)の短編集を原作とする感動のヒューマンな物語。鈴木亮平さんと有村架純さんが兄妹役で初共演を果たし、前田哲監督が繊細な筆致で描き出す家族愛の物語が、多くの観客の涙を誘っています。
大阪の下町で暮らす二人きりの兄妹。兄・俊樹(鈴木恭平)は「どんなことがあっても妹を守る」という亡き父との約束を胸に、妹・フミ子(有村架純)を守り続けてきました。妹の結婚が決まり、親代わりとしての役目を終えられると安堵した矢先、二人が封印したはずの「秘密」が蘇ります。
タイトルの「花まんま」とは、花びらで作ったままごとのお弁当のこと。この小さな花の弁当が、登場人物たちの心を揺り動かし、涙と笑いに包まれる感動の物語を紡ぎ出します。
本記事では、映画『花まんま』の魅力を徹底解説。原作との違い、キャスト情報、配信情報まで、作品の全てをご紹介します。
映画『花まんま』について
映画『花まんま』は2025年4月25日に公開され 、現在はAmazonプライムビデオで独占見放題配信中です。上映時間は118分で、家族で楽しめる感動作となっています 。
ところで、筆者 taoは、この作品『花まんま』、最初、聞く読書・Audibleで聞きました。そのあとで、映画『花まんま』を見ました。
これ順番としては失敗。もう話の筋が分かっているので、映画のかなり冒頭のほうで、もう涙が止まらない(T_T)
そのシーンは、原作には無いシーンだったのですが、心に刺さってしまいました(>_<)
さて、そんな涙涙の映画作品の紹介です。
『花まんま』作品概要
- タイトル: 花まんま
- 監 督: 前田哲
- 公 開: 2025年4月25日(金)
- 原 作: 朱川湊人『花まんま』(文春文庫)第133回直木賞受賞作
- 脚 本: 北敬太
- 出 演:
- 鈴木亮平、有村架純、鈴鹿央士、ファーストサマーウイカ
- 安藤玉恵、オール阪神、オール巨人、板橋駿谷
- キムラ緑子、六角精児、酒向芳 他
- 配 信: Amazonプライムビデオ見放題独占配信
- 上映時間: 118分
- 配 給: 東映
- 企画協力: 文藝春秋
- そ の 他: 聞く読書・Audibleで聴き放題配信中
映画『花まんま』の主要キャストと役どころ:鈴木亮平・有村架純ほか
- 加藤俊樹(鈴木亮平)
- 両親を早くに亡くし、父との約束を胸に妹を守り続けてきた兄。大阪の町工場で働く熱血漢。
- 加藤フミ子(有村架純)
- 俊樹の妹。結婚を控えているが、幼少期から別の女性の記憶を持つという秘密を抱えている。
- 中沢太郎(鈴鹿央士)
- フミ子の婚約者。動物行動学者で、カラスと会話ができる研究者という一風変わった人物。
- 三好駒子(ファーストサマーウイカ)
- 俊樹の幼馴染。お好み焼き屋「みよし」の看板娘で、何かと俊樹の世話を焼く。映画オリジナルキャラクター。
- 繁田仁(酒向芳)
- 娘・喜代美を事件で亡くし、精神的に病んで痩せ衰えた父親。
- 繁田家の面々(キムラ緑子、六角精児)
- 喜代美の母と兄。フミ子の中に喜代美の記憶があることを知る。
【あらすじ】映画『花まんま』前世の記憶を持つ妹と兄の秘密とは?
大阪の下町で暮らす兄・俊樹(鈴木亮平)と妹・フミ子(有村架純)は、両親を早くに亡くし、二人きりで生きてきました。俊樹は父の遺言「どんなことがあっても妹を守るんや」を胸に刻み、親代わりとして必死にフミ子を育ててきたのです。
やがてフミ子の結婚が決まり、俊樹はようやく肩の荷が下りると安堵します。ところが結婚式を目前に控えたある日、フミ子は兄に打ち明けられなかった秘密を思い出してしまいます。
実はフミ子には、幼い頃から別の女性の記憶がありました。それは若くして事件に巻き込まれて亡くなったバスガイド・繁田喜代美の記憶。
幼いフミ子は保育園を抜け出して電車に乗り、習ったこともない漢字を書き、そして「自分は繁田喜代美の生まれ変わり」だと言い始めました──。
筆者 taoの映画についてのコメント
ネタバレはしません。冒頭でも書きましたが、筆者は、聞く読書・Audibleで原作を最初聞きました。なので、筋・展開をすべて分かった上で、映画『花まんま』を見ました。
描き方の時系列・順番が原作と映画では違います。原作は、特段の問題もなく(号泣するという問題はあるけど!)、物語が頭にすんなり入ってきます。
その点、映画は、なんだかよく分からないけど謎が深まっていく・・・というサスペンスっぽい展開になります。一つ一つが伏線みたいになって、最後で全部分かるっていう感じ。そして号泣。
ただし、原作を知っている者が映画を見ると、もう端から号泣です。
いずれにしても号泣しますんで、ティッシュをしっかり用意してみてくださいね。
ちょっとネタバレ。殺しとか妙なことはありませんので、安心してね。
ほっこりで号泣です。
Amazonプライムビデオの紹介
映画『花まんま』は、2025年8月15日より、Amazonプライムビデオにて見放題で独占配信されています。劇場公開からわずか数ヶ月でのデジタル配信開始は、DVDレンタルよりも早く、多くの映画ファンに喜ばれています。
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原作紹介
これからは原作の紹介です。
原作者紹介
朱川湊人(しゅかわ・みなと)さんは、1963年大阪府生まれの小説家です。
5歳の時に両親が離婚し、9歳の時に足立区に引っ越すという複雑な少年時代を過ごしました。慶應義塾大学文学部を卒業後、出版社に就職しましたが、小説家の夢を諦めきれず27歳で退社。その後、公務員の妻が働き、自身は家で小説を書き続けるという生活を送りました。
2002年、「フクロウ男」で第41回オール讀物推理小説新人賞を受賞してデビュー。2003年には「白い部屋で月の歌を」で日本ホラー小説大賞短編賞を受賞し、そして2005年、42歳の時に『花まんま』で第133回直木三十五賞を受賞しました。
朱川さんは昭和30年代から40年代の下町を舞台とした「ノスタルジックホラー」を得意としており、怖さの中に懐かしさや温かさを感じさせる独特の世界観が特徴です。代表作には『かたみ歌』『いっぺんさん』『赤々煉恋』などがあります。
また、特撮・アニメ好きとしても知られ、2006年には『ウルトラマンメビウス』第32話「怪獣使いの遺産」他2本の脚本を手がけるなど、幅広い創作活動を展開しています。
直木賞受賞作品で短編集
短編集『花まんま』は2005年4月に文藝春秋から刊行され、2008年4月には文春文庫から刊行されました。全6編の短編から成る作品集で、表題作「花まんま」のほか、「トカビの夜」「妖精生物」「摩訶不思議」「送りん婆」「凍蝶」が収録されています。
朱川さんによれば、この作品は金子みすゞの「花のたましい」という詩からイメージが広がり、本作になったとのこと。金子みすゞの詩には、散った花の魂は仏様の花園に生まれ変わる、なぜなら花は優しいから、蝶に甘い蜜を与え、人には匂いを与え、散った花びらさえも子供のままごとの御飯になってくれるから──という内容が綴られています。
「花まんま」という言葉自体は、子供のままごと遊びの中で散った花びらを茶碗に入れて飯(幼児語で「まんま」)とみなすことから来ています。原作小説では昭和30~40年代の大阪の下町を舞台に、当時子供だった主人公たちの思い出が語られ、ちょっと怖くて不思議なことや、様々な喜びやほろ苦さを含む物語が展開されます。
2024年12月の時点で累計部数20万部を超え、映画公開に合わせて鈴木亮平さん、有村架純さんの写真を装丁に用いた特別版も刊行されました。
映画とのスピンオフ『花のたましい』
映画公開に合わせて、2025年3月24日に朱川湊人さんの書き下ろし単行本『花のたましい』が刊行されました。これは映画『花まんま』のスピンオフ小説集で、映画脚本と撮影現場をご覧になった朱川氏が自ら筆を執り、映画のその先の世界を新たに紡ぎだしたものです。
表題作「花のたましい」は、ファーストサマーウイカさん演じる映画オリジナルキャラクター・駒子を主人公とした作品で、彼女の20歳の頃の物語が描かれます。その他、「百舌鳥乃宮十六夜詣」「アネキ台風」「初恋忌」の全4篇を収録しており、映画の世界をさらに深く楽しめる内容となっています。
朱川氏は、映画撮影の現場でファーストサマーウイカさんに会った際、物語が急に動き始めたと述懐しています。長年書きたいと思っていた「花のように自分のすべてを他人に与えてしまう人物」の物語が、映画という新しい命を吹き込まれることで、原作者の中にも新たな創作の芽を育んだのです。
原作を「Audible」で聞くことをオススメする理由
映画版は、原作のエピソードをベースに「大人になった兄妹のその後」などのオリジナル要素が加えられています。
一方で、原作短編集には映画では描ききれない「音や匂い、当時の空気感」が文字で精緻に描かれています。
Audibleなら、プロの朗読によってその繊細な情景描写を耳から吸収でき、映画の余韻を何倍にも深めてくれます。
ここで、耳寄りな情報ですが、『花まんま』も、先ほど紹介したスピンオフ『花のたましい』も、両方とも、Audibleの聴き放題作品として配信されています。
この2作品はどちらも短編集です。ですから、『花まんま』にある6つの短編、Audibleなら全て聞くことができます。『花のたましい』のほうは4つの短編集です。
実は、Audibleも、Amazonプライム同様に30日間の無料体験があります。これを使えば、今すぐ『花まんま』も『花のたましい』も聞くことができます。
なお、Audibleについては、筆者 taoがその内容を詳しく説明した記事を書いていますので、ご利用ください。
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ここが違う!映画『花まんま』と原作小説の大きな相違点
映画『花まんま』の見どころについて書きますね。
原作から大きく膨らんだストーリー
原作小説「花まんま」は約80枚の短編で、小学生の兄妹を中心とした物語でした。
映画版では、前田哲監督が、短編の終盤でわずか数行の言及しかない、両親を早くに亡くしたあと親代わりになって妹を見守ってきた俊樹と、結婚を控えたフミ子の日々を中心とする新たなストーリーを、脚本担当の北敬太とともに創作しました。
原作の主要部分は回想シーンとして丁寧に再現しつつ、幼少期の時代設定を昭和から平成へ、フミ子の前世の職業と命を落とした事件も時代に合ったものに変更するなど、細かなアップデートも行われています。
こうした工夫により、家族を想う気持ちや大切な人を亡くした喪失と再生といったテーマが、今の時代を生きる大人の胸に響く良質なドラマに仕立て上げられました。
ネタバレはしませんが、原作にはないドラマ展開がいくつもあります。
これを理解するためにも、是非、原作と映画の両方伴にお楽しみください。
関西弁へのこだわり
会話の部分がほとんど関西弁で語られているのは原作小説の通りで、出演者は鈴木亮平さん(兵庫県西宮市出身)、有村架純さん(兵庫県伊丹市出身)をはじめ、ほとんどの配役が関西ネイティブの俳優で固められています。
鈴木亮平さんと有村架純さんは実際に隣町の出身で、自然な関西弁の掛け合いが作品に温かみとリアリティを与えています。
ファーストサマーウイカさんも大阪出身で、お好み焼き屋の看板娘役は「そのへんにいる大阪のお節介姉ちゃん」そのもの。方言の持つ親しみやすさと人情味が、物語全体を包み込んでいます。
鈴木亮平さんと有村架純さんの初共演
本作は鈴木亮平さんと有村架純さんの初共演作です。
二人とも兵庫県出身という共通点があり、現場でもすぐに打ち解けたといいます。鈴木亮平さんは兄・俊樹役で、熱血漢でありながら妹思いの優しさを持つ複雑な人物像を見事に演じました。
特に結婚式のスピーチシーンは多くの観客が涙した名場面として語り継がれています。
一方、有村架純さんは、前世の記憶を持つという難しい役どころを繊細に演じ切りました。
フミ子という一人の女性の中に、もう一人の女性・喜代美の記憶が宿るという複雑な設定を、自然な演技で表現しています。最後の透明感ある花嫁姿は、多くの観客の心に深く刻まれました。
個性豊かな脇を固めるキャスト
鈴鹿央士さん演じる婚約者・太郎は、カラスと会話ができる動物行動学者という一風変わった設定。
この設定が物語にユーモアと深みを加えています。爆発したような髪型で助教授感を出していた鈴鹿央士ですが、結婚式のシーンでは整った姿で登場し、そのギャップも見どころの一つです。
繁田喜代美の父親を演じた酒向芳さんは、娘を亡くした悲しみで骸骨のように痩せ衰えた姿を演じるため、実際に10キロほど減量して役作りに臨みました。その憔悴しきった姿は、観る者の胸を強く打ちます。
漫才コンビのオール阪神さんとオール巨人さんも登場し、作品に大阪らしい温かみと笑いをもたらしています。こうした個性豊かなキャストが織りなす人間模様が、映画『花まんま』の大きな魅力となっています。
筆者 taoから、ここだけの話。
原作と映画は、展開が異なる部分が結構あります。どちらも素敵な作品です。是非、原作と映画、両方ともにお楽しみください。
とくに、映画は最後までしっかりご覧くださいね。
もう一つ。
冒頭のほうで、「Audible ➡ 映画」の順番で失敗したと書きました。
結果、実はこの順番が正解だったと確信しています。
詳しいことは書きませんが…。
「花まんま」に込められた意味
少し細かいことを…
ままごとの花弁当
映画では白いツツジの花びらが飯に、中央にあしらわれた赤いツツジの花が梅干しとされ、他の花の花びらや葉がおかずとして用いられるシーンがあります。この「花まんま」は映画の登場人物たちの心を揺り動かす重要な役割を担っています。
幼い喜代美がよく作っていたこの「花まんま」を、大人になったフミ子が再現し、娘を亡くして以来固形物を口にしなくなった繁田の父に届けます。父は、ままごとの花まんまを泣きながら「ぱくぱく」と食べる真似をします。このシーンは、言葉を超えた愛情の表現として、多くの観客の涙を誘いました。
筆者 taoは、この記事を書きながらも「花まんま」を考えると涙がでます(T_T)
生と死、そして再生の象徴
「花まんま」は、金子みすゞの詩にあるように、散った花が新しい命となって生まれ変わることの象徴でもあります。喜代美という一人の女性の命は失われましたが、その魂はフミ子の中で生き続け、そして結婚式の後に静かに消えていきます。
花は誰かに何かを与えるために存在する──蝶に蜜を、人に香りを、そして子供たちにままごとの御飯を。その優しさこそが、この物語の根底に流れるテーマなのです。
大切な人への想いを形にする
結婚式の引き出物として、フミ子は繁田家の人々に「花まんま」を贈ります。その時、すでにフミ子からは喜代美の記憶が失われていました。しかし、引き出物を開けた繁田家の人々は、そこに込められた愛情を感じ取ります。
「花まんま」は、言葉にできない想いを伝える手段であり、大切な人への愛情を形にしたものです。それは亡くなった人への供養であり、生きている人への祝福でもあります。
映画『花まんま』に関するFAQ
できる限り本文と重複しない形で(といっても、重複あります)、映画『花まんま』に関するQ&Aをまとめました。ちょこっと、ネタバレも含みますm(_ _)m
- Q1. 映画『花まんま』の原作は何ですか?
- A1. 朱川湊人さんによる短編集『花まんま』(文春文庫)が原作です。2005年に第133回直木三十五賞を受賞した作品で、全6編の短編から成ります。
- Q2. 映画の主題歌・イメージソングは誰が歌っていますか?
- A2. AIによる書き下ろし楽曲「my wish」がイメージソングとして使用されています。「叶わないと分かっていても信じたい」という気持ちをテーマにした楽曲です。
- Q3. ロケ地はどこですか?
- A3. 主なロケ地は、東大阪市(恩智川沿い、布施商店街、石切)、滋賀県彦根市、京都太秦、兵庫県明石市、神戸市(神戸ポートピアホテル)など、関西各地で撮影が行われました。
- Q4. 前田哲監督の他の代表作は何ですか?
- A4. 『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』(2018)、『そして、バトンは渡された』(2021)、『ロストケア』(2023)、『九十歳。何がめでたい』(2024)などがあります。人間ドラマを繊細に描く作風で知られています。
- Q5. 鈴鹿央士さんが演じる太郎の「カラスと会話できる」設定は原作にもありますか?
- A5. いいえ、映画オリジナルの設定です。この設定は物語にユーモアと現代性を加えるとともに、人間以外の生き物とのコミュニケーションという観点から、「記憶」や「魂」のテーマをより深める役割を果たしています。
- Q6. ファーストサマーウイカさん演じる駒子は原作にも登場しますか?
- A6. いいえ、駒子は映画オリジナルのキャラクターです。彼女を主人公としたスピンオフ小説「花のたましい」が2025年3月に刊行されています。
- Q7. 映画と原作の大きな違いは何ですか?
- A7. 原作は約80枚の短編で、主に子供時代の兄妹の物語が中心です。映画では成人した兄妹の現在が大幅に追加され、結婚を控えたフミ子と俊樹の物語が主軸となっています。また、時代設定も昭和から平成に変更されています。
- Q8. なぜフミ子の記憶は結婚式の後に消えたのですか?
- A8. 映画では、喜代美の未練が晴れ、成仏したために記憶が消えたと描かれています。結婚という人生の節目を迎え、新しい家族を得たフミ子が、もう一つの人格である喜代美を手放す時が来たということです。
- Q9. 映画の上映時間はどのくらいですか?
- A9. 上映時間は118分(約2時間)です。
- Q10. 子供と一緒に観ても大丈夫ですか?
- A10. 前田哲監督は「6歳から100歳まで観られるようにつくった」と語っています。怖いシーンはほとんどなく、家族愛をテーマにした感動作なので、多くの年齢層で楽しめる内容です。
- Q11. Blu-ray・DVDの発売日はいつですか?
- A11. 2025年11月7日(金)にBlu-ray & DVDが発売されました。同時にレンタルも開始されています。豪華版にはメイキングや鈴木亮平さん、有村架純さん、前田哲監督のインタビューなど豊富な特典が収録されています。
まとめ
映画『花まんま』は、直木賞受賞作を原作に、鈴木亮平さんと有村架純さんの初共演で描かれる感動のヒューマンドラマです。前世の記憶を持つ妹と、その妹を守り続ける兄の物語を通して、家族の絆、生と死、そして再生というテーマが繊細に描かれています。
朱川湊人さんの原作が持つノスタルジックで温かい世界観を、前田哲監督が現代的な視点で再構築し、関西弁の掛け合いと個性豊かなキャストの演技が作品に深みと笑いを与えています。「花まんま」という小さな花の弁当に込められた愛情の物語は、観る者の心を優しく包み込むでしょう。
2025年8月15日よりAmazonプライムビデオで見放題独占配信されており、30日間の無料体験を利用すれば気軽に視聴可能です。まだご覧になっていない方は、ぜひこの機会に、涙と笑いに包まれた兄妹の物語をお楽しみください。
大切な人への想いを形にする勇気、そして家族の絆の尊さを改めて感じさせてくれる本作は、きっとあなたの心に残る一本となるはずです。
号泣しながら書いた記事、これで終わりとなりますm(_ _)m



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