今日、10月17日(土)の朝、箱根駅伝の本選に出る10大学を決める「予選会」が行われます。
45チーム、総勢 532名。
スタートは8時30分の予定で、日本テレビ系でも放送されます。
わん太予選会って、お正月の箱根駅伝と何が違うの? ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の第1話でも出てきたけど、よく分からなかった…



大丈夫です。予選会の仕組みを、やさしく整理しました。
ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の第1話は、冒頭で「箱根駅伝の歴史」が40数秒流れ、「俺たちの箱根駅伝」のタイトルが大写しになります。
そのあと、なぜか大日テレビのチーフプロデューサー・徳重 亮(とくしげ りょう / 演・大泉洋さん)が、応援者たちが集うロードを背広のまま走っています。
ドラマは、いきなり予選会の場面から始まりました。
ところで、ドラマ第2話は、今夜21:00から放送。
内容としては、予選会のあとの学生連合チームの始動が描かれる回ですね。
さて、タイミングよく実際の予選会がありますので、この記事では、予選会の目的、出場校、通過条件、距離とコース、そして本選との関係などをまとめました。
今日の予選会の結果については、記事に追記しました。
- 予選会の目的と、本選に出られる大学の決まり方
- 通過条件(上位10名の合計タイム)と、距離・コース
- 予選会と関東学生連合、ドラマとのつながり
なお、ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の放送情報・キャスト・あらすじなどは、こちらの記事にまとめています。


箱根駅伝予選会とは?|本選に出る10校を決めるレース
予選会は、お正月の箱根駅伝(本選 ★1)に出場する大学を決めるための選考レースです。
まずは、目的と開催の概要から見ていきます。
★1 「本選」について
箱根駅伝「本戦」と記すケースもあるようです。
しかし、陸上関係で「本選」と記す事例が多く、また、ドラマ原作である池井戸潤さんの『俺たちの箱根駅伝』でも「本選」と記しています。
そこで、このブログで箱根駅伝関係を記す場合には「本選」の表記を使います。
予選会の目的|本選に出る21チームのうちの10校を決める
箱根駅伝の本選には、シード校10校、予選会を勝ち上がった10校、そして関東学生連合の合計21チームが出場します。
前回の本選で10位以内に入った大学は、シード校として、予選会を免除されます。
それ以外の大学が、残り10校の枠を争うレースが、予選会(★2)です。
開催日・会場・距離|立川の街を走るハーフマラソン
第103回予選会の概要は、次のとおりです。
- 日 時:
- 2026年10月17日(土)、8時30分スタート(予定)
- 一斉スタート
- コ ー ス:
- 陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を通り、国営昭和記念公園へ
- 距 離:
- ハーフマラソン(21.0975km)
- 制限時間:
- レースは1時間24分で終了
- エントリー:
- 45チーム(昨年は42チーム)
主催は関東学生陸上競技連盟で、共催は読売新聞社、特別後援は日本テレビです。
2027年、箱根駅伝の本選出場は以下の通り
<シード> ★順位は2026年本選の順位
- 本 選 01位、青山学院大学
- 本 選 02位、國學院大學
- 本 選 03位、順天堂大学
- 本 選 04位、早稲田大学
- 本 選 05位、中央大学
- 本 選 06位、駒澤大学
- 本 選 07位、城西大学
- 本 選 08位、創価大学
- 本 選 09位、帝京大学
- 本 選 10位、日本大学
<予選会10位までが本選へ>
★ 以下、確定順位、確定タイム。
★ 予選会11位〜15位は参考データ。
- 予選会 01位、東洋大学 10:31:30
- 予選会 02位、中央学院大学 10:33:31
- 予選会 03位、東海大学 10:33:41
- 予選会 04位、専修大学 10:33:42
- 予選会 05位、東京農業大学 10:34:33
- 予選会 06位、山梨学院大学 10:35:18
- 予選会 07位、大東文化大学 10:35:23
- 予選会 08位、神奈川大学 10:36:48
- 予選会 09位、日本体育大学 10:39:52
- 予選会 10位、法政大学 10:40:08
- ——————————————-
- 予選会 11位、国士舘大学 10:41:54
- 予選会 12位、武蔵野学院大学 10:43:54
- 予選会 13位、立教大学 10:44:01
- 予選会 14位、明治大学 10:44:06
- 予選会 15位、東京国際大学 10:45:04
箱根駅伝予選会の通過条件|上位10名の合計タイムで決まる
予選会は、1人の速さだけでなく、チームとしての強さで決まります。
出場の条件と、順位の決め方を整理します。
出場の条件|エントリーは10〜16名、走るのは10〜12名
- チ ー ム:
- 1校1チーム。
- エントリーは10名以上16名以下、出場は10名以上12名以下。
- 記 録:
- エントリーした全員が、10000m 34分00秒以内、またはハーフマラソン73分00秒以内の公認記録を持っていること。
- 出場回数:
- 予選会と本選の出場が、通算4回未満の選手に限る。
順位の決め方|各校の上位10名の合計タイム
順位は、各校の上位10名の合計タイムが少ない大学ほど上になります。
この合計タイムの上位10校が、本選の出場権を得ます。
同じタイムになった場合は、上位10名の合計順位が少ない大学が上位です。
それでも決まらないときは、各校でいちばん速かった選手の順位で決めます。
走るのは最大12人ですが、数えるのは上位10人だけです。
つまり、エースが速いだけでは通過できず、10人全員の安定した走りが大切になります。
なお、先述しましたが予選会で上位10位までの大学を選抜する形は、今回限りとなり、次回の104回大会(2028年)からは、予選会で選ぶ大学数が変わります。
詳細は「★2 予選会から本選に進む枠数の変更」をご覧ください。
本選との違い|リレーではなく、一斉スタートのハーフマラソン
お正月の本選は、たすきをつなぐ駅伝(リレー)です。
一方、予選会は、全員が同じスタートラインから走るハーフマラソンで、各自の記録を合計します。
たすきはありません。
それでも、10人の合計で勝負する点は、チームの戦いそのものです。
箱根駅伝予選会と関東学生連合|落選した大学の選手が1つのチームに
ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の主軸の1つが、「関東学生連合」です。
予選会で本選に届かなかった大学の選手たちが、1つのチームになります。
関東学生連合とは|予選会の結果から生まれるチーム
予選会では、10校を選ぶと同時に、関東学生連合チームを編成します。
本選を逃してしまった大学の選手たちが、箱根路を走るチャンスを得る仕組みです。
選ばれ方|チーム枠10名と、個人枠6名の合計16名
関東学生連合は、第102回大会から、次の16名で編成されています。
- チーム枠(10名):
- 予選会の11位から20位の大学に、1枠ずつ
- その他個人枠(6名):
- 21位以下の大学から、1校1名で、予選会の個人順位の上位6名
順位は参考記録|公式記録には残らない立場
関東学生連合は、オープン参加です。
どれだけ上位でゴールしても、チームの順位は参考記録として扱われ、公式記録には残りません(★3)。
この切ない立場が、ドラマの学生連合の大きな葛藤にもつながっています。
★3 学生連合チームの戦績は記録に残らない?
実は、第79回オープン参加で始まったこのチームの記録の扱いには変遷があります。
- 第79回(2003年)〜第82回(2006年)
- オープン参加で、個人記録のみ認められました
- 当時の名称は「関東学連選抜」
- 第83回(2007年)〜第90回(2014年)
- チームとして正式にタイム及び順位が記録
- 第91回(2015年)〜
- 名称が「関東学生連合」に変更
- オープン参加となり、チーム・個人ともに記録に残らない
【Tips】
第84回(2008年)では、予選会10位で本選を逃した(当時は10位)青山学院大学の原晋監督が学連選抜チームの監督となり、本選で総合4位(往路4位、復路4位)の成績を収めました。当時、学連選抜はオープン参加ではなかったので、しっかり記録に残っています。なお、2008年、原監督は本選初参加でした。
なお、本選の仕組みや歴史は、予習記事で詳しく紹介しています。


箱根駅伝予選会とドラマ『俺たちの箱根駅伝』|第1話・第2話とのつながり
予選会の仕組みが分かると、ドラマの見え方が変わります。
第1話と第2話が、予選会とどうつながっているかを見ていきます。
第1話は予選会から始まった|明誠学院大学の挑戦
第1話では、明誠学院大学のエースでありキャプテンの青葉隼斗(あおば はやと / 演・小林虎之介)がブレーキとなり、トータル10秒差で、明誠大は本選を逃してしまいました。
このあたり、予選会のことを理解していると、青葉や前島の悔しさがより伝わってきますね。
ドラマでは描かれていませんでしたが、明誠大は青葉が1年生のとき本選出場しています。
そのとき、前島は本選を走っていますが、青葉は怪我のため本選経験無し。
さて、繰り返しますが、第1話は、箱根駅伝の本選出場をかけた予選会から物語が始まりました。
結果はご存じの通り、明誠大は11位、本選落ち。そして…
予選会の結果が、その後の物語を大きく動かしていきます。
第1話のあらすじと、原作との違いは、こちらの記事でまとめています。


第2話は学生連合の始動|予選会のあとの物語
今夜21:00からの第2話は、TVerの予告タイトルが「寄せ集めの学生連合チーム始動!」です。
予選会で本選に届かなかった大学の選手たちが、1つのチームとして動き出します。
今日の予選会の仕組みを知っておくと、第2話を、より楽しめるはずです。
なお、Netflixでは10/18午前零時に第2話が見放題配信となりました。
箱根駅伝予選会に関するFAQ
予選会について、よくある疑問に答えます。
- 箱根駅伝予選会とは何ですか
-
お正月の箱根駅伝(本選)に出場する大学を決める選考レースです。各校の上位10名の合計タイムで、上位10校が本選の出場権を得ます。
- 予選会はどこで、どのくらいの距離を走りますか
-
陸上自衛隊立川駐屯地から立川市街地を通り、国営昭和記念公園までを走る、ハーフマラソン(21.0975km)です。
- シード校は予選会に出ますか
-
出ません。前回の本選で10位以内に入った大学は、シード校として予選会が免除されます。
- 予選会で、1校から何人が走りますか
-
エントリーは10名以上16名以下で、実際に走るのは10名以上12名以下です。順位決定には、上位10名の合計タイムが使われます。
- 関東学生連合とは何ですか
-
予選会で本選に届かなかった大学の選手から編成されるチームです。オープン参加のため、チームの順位は参考記録の扱いです。
- 今日の予選会は、どこで観られますか
-
日本テレビ系で放送されます。放送時間や配信の有無は、番組表や各サービスの画面でご確認ください。
箱根駅伝予選会のまとめ|仕組みを知って、ドラマも楽しもう
予選会の目的、通過条件、距離とコース、関東学生連合の仕組みをまとめました。
今日の予選会の結果は、日本テレビなどの放送や、関東学連の発表でご確認ください。
- 予選会は、本選に出る10校を決める、立川のハーフマラソンです
- 通過条件は、各校の上位10名の合計タイムです
- 関東学生連合は、予選会から生まれる、順位が参考記録のチームです
今夜21:00からは、ドラマ『俺たちの箱根駅伝』の第2話が放送されます。




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